AIの詰まりは発電所ではなく変圧器だった——三菱電機の大型機は、いま注文しても納入が2030年以降になる
AI計算資源の詰まりとして挙がったのは発電所ではなく、変圧器・配線・液冷・チラーだった。同じ列は国内にもあり、大型変圧器の納入は2030年以降、生産枠の確保は5〜7年先まで延びている。しかも国内の列はAIだけで出来ていない。
INDEX · SIGNAL
暮らしを変えうる事件、変化、兆しを短期的な観測として追います。
AI計算資源の詰まりとして挙がったのは発電所ではなく、変圧器・配線・液冷・チラーだった。同じ列は国内にもあり、大型変圧器の納入は2030年以降、生産枠の確保は5〜7年先まで延びている。しかも国内の列はAIだけで出来ていない。
総経費43億ドルの望遠鏡が離昇した。だが個人にとって新しいのは、5年で20ペタバイトになるそのデータに「排他的な利用期間がない」ことのほうだ。公開の形は配布ではなく入室になり、扉の先には計量器がある。
Super Heavy の33基が全時間燃えた。ただ、この10日の点火の順番を並べると、先に確かめられていたのは降りる力のほうだった。
SpaceX による Cursor 買収を受けて、OpenAI が提携終了を通知した。性能でも価格でもない理由で、毎日開いている道具の中身が入れ替わる。乗り換え先とその費用、そして急がなくていい条件を並べておく。
1億3,000万食の実測が、食べ物を扱う機械の予測能力に変わりはじめた。効いたのは器用な手ではなく、結果が毎回数字で残る工程のほうだ。
耐熱シールドはこれまで飛行中の温度と映像からしか分からなかった。実物を切り出して測れるのは性質の違う情報だ。ただし 1 機ぶんの現物に、24 日の漂流と数か月の帰路がかかっている。
シャツ前面に USDC の名前が入る。だが発表に出てくるのは広告だけで、ファンの支払い方は 1 つも変わっていない。使える場所より、見慣れることのほうが先に来る。
360p の下書きは 720p の 3 分の 1 の費用で最大 60% 速い。変わったのは画質の天井ではなく、個人が映像を何回作り直せるかのほうだ。
Tencent が 770B のモデルの重みを公開した。誰でも落とせるのは本当だが、置き場は 1.5 テラバイト級で、公式の起動手順は GPU 8 枚を前提にしている。そして「最上位」と採点したのは、出した本人だった。
OpenAI と100社超が出したサイバー防衛の公開書簡は、組織と政府に宛てられていて、個人が実行する項目は入っていない。それでも書簡が並べた弱点の一覧——放置されたバグ、過剰な権限、更新されていないソフトウェア、弱い認証——は、規模を外すと家の中の語彙とほぼ同じだ。
外部の評価者にモデルの重みを見せず、作った側にテスト問題を見せない。Google DeepMind の二重盲検評価は、守秘を約束から構造へ移した。ただし信頼は消えたわけではなく、Google と Intel のほうへ移っている。
推論チップの最初の測定結果が公開された。電力あたりの処理量が上がれば、AI を使うたびの原価は下がる。ただし公式の文章をそのまま読むと、下がると書いてあるのは提供する側のコストで、利用者の請求書のことではない。
人が AI をどう使い、どう影響を受けているか。これまでその研究は開発元の中でしかできなかった。Anthropic が3つの研究機関に道を開き、結果が公開された。ただし出てきた数字には、Anthropic 自身が並べた注釈がついている。
129億ドルでの買収合意が報じられた。両社はまだ何も認めていない。個人がモデルを落としてくる既定の行き先が、GPU を作る会社のものになるかもしれない。
銀行アプリの残高欄に、預金ではないユーロが並び始めた。EURRが持つのは預金保険ではなく、額面で返してもらう権利だ——その権利に付いている条件を見ておく。
Revolut のアプリにユーロ連動トークン EURR が載った。だが1ユーロを預かるのは Revolut ではなく、Stripe 傘下の Bridge だ。流通量374という数字の読み方と、暮らしの側で先に確かめておける点。
Figure が公開した Index は、個人が自宅で自分の用事を撮り、分単位で報酬を受け取る仕組みだった。すでに 1,600 万本の映像が集まり、支払総額は 1,500 万ドル。単価も映像の扱いも公開されていない中で、参加を考えるための材料を並べる。
モデルの重みは凍結したまま、外側の記憶だけを書き換え続ける仕組みが公開された。著者らの計測では 37 組中 35 組で成功率が上がり、育てた記憶は別のモデルにも移ったという。手元で試すのに要るものと、まだ分からないコストを整理する。
同じ1本のブースターが37回飛んだ。一方で SpaceX の帳簿では、この機体の寿命は25回と書かれている。設計・会計・契約で数字が食い違うのは、手元の道具でも同じだ。
Arena の Code Arena で Qwen3.8-27B が総合9位・1595点。だがその数字が付いているのは BF16 で50GB台になる元の重みで、一枚のカードに載る量子化ファイルではない。順位が誰に付いているかを分けて読む。
OpenRouter に並ぶ DeepSeek V4 Flash 0731 は、28 の提供元で入力価格に 12.6 倍の開きがある。ただし差が動かしているのは値段だけではない。計算の精度も、扱える文脈の長さも、止まりにくさも、同じ表の別の列で一緒に動いている。