本文へ移動
LIFEMAKERS.COM — 自立型ライフの実践知カタログベータ版
Signal観測エネルギーと循環FUTURE LIFE BRIEF

EcoFlow RIVER Pro、更新済みも回収・交換の対象に

EcoFlow が RIVER Pro と専用エクストラバッテリーの自主回収を発表。9月24日から受付、本体は4万円分のギフトカードと交換する。2月のファームウェア更新を済ませた持ち主も対象になる。

EcoFlow RIVER Pro、更新済みも回収・交換の対象にのイメージ

この記事でわかること

  • EcoFlow が RIVER Pro 本体と専用エクストラバッテリーを 9 月 24 日から回収し、4 万円分・1 万円分の公式ストア用ギフトカードと交換する
  • 対象は 2020 年 11 月〜2024 年 4 月販売の本体 5 万 7,000 台・バッテリー 6,600 台。2 月の更新は充電量を最大 90% まで絞る対策だった
  • 更新済みの持ち主も対象。受け取りはギフトカードで、回収中は停電への備えに空白ができる

EcoFlow Technology Japan は 9 月 14 日、ポータブル電源「RIVER Pro」と専用エクストラバッテリーの自主回収を発表した。9 月 24 日から公式サイトのフォームで受け付け、本体を返すと 4 万円分、エクストラバッテリーは 1 万円分の公式ストア用ギフトカードと交換する。

2 月から続けてきたファームウェア更新による対策を、回収にまで進めた。停電に備えて置いてある電源を、持ち主が点検し直す理由ができた。

対象は 2020〜2024 年に売られた本体とバッテリー

経済産業省のリコール情報によると、対象は本体 (型番 EFRIVER600PRO-JP) が 5 万 7,000 台、専用エクストラバッテリー (型番 EFRIVER600PRO-EB-JP) が 6,600 台。販売期間はどちらも 2020 年 11 月から 2024 年 4 月までだ。

EcoFlow は「いずれも 2023 年生産終了」としているが、販売は 2024 年 4 月まで続いていた。対象かどうかは型番で決まるので、買った時期を思い出すより本体の表示を見るほうが早い。経済産業省のページには型番の確認方法が載っている。

2 月のファームウェア更新が変えたこと

経済産業省はこのリコールの実施日を 2026 年 2 月 5 日とし、理由を「セルの異常発熱による火災事故が多発したため」と記している。消費者庁のリコール情報サイトにも、爆発を伴う火災が発生したと載っている。EcoFlow 自身は、長期間の使用に伴うバッテリー劣化による極めて稀な発煙・発火と説明しており、行政と事業者で言葉の強さには差がある。

2 月の対策はファームウェア (機器の中で充電や出力を制御するソフト) の更新だった。公式ページによると、使用年数と消耗の具合に応じて充電できる量を段階的に絞り、最大で容量の 90% まで下げる。最大の充電電流も調整し、満充電が近づくと弱い電流でゆっくり充電するモードに切り替わる。電池への負荷を減らす代わりに、ためておける電気は少なくなる。

更新にはスマートフォンのアプリと Wi-Fi が要り、終わった後も約 30 分はネットワークにつないだままにする必要がある。アプリや Wi-Fi が使えない持ち主には、EcoFlow が送料を負担して本体を引き取り、更新する対応をとってきた。その場合は製品を使わず、充電もせずに窓口へ連絡するよう求めている。

9 月の発表で回収に切り替えた理由

EcoFlow によると、更新を済ませた持ち主からは、その後の発煙・発火の報告は確認されていない。一方で、更新していない一部の持ち主からは報告が届いている。会社はこの状況を踏まえて回収を決めたとしている。

更新を呼びかけるだけでは、手順が届かない持ち主が残る。停電の日まで電源を入れない機器ほど、アプリに登録して Wi-Fi につなぐ作業は後回しになりやすい。今回の回収は、その届かなかった分を引き取りで埋める対応と読める。

更新を済ませた持ち主も、交換プログラムの対象に入る。

手元の 1 台をどうするか

交換で受け取るのは現金ではなく、EcoFlow 公式ストアで使えるギフトカードだ。発表文にはカードの有効期限や使い方の細かな条件が書かれていないので、受付が始まる 9 月 24 日にフォームで確かめる必要がある。カードを使い切るなら、次の電源も同じ会社の製品から選ぶことになる。

回収に出せば、次の電源が届くまで家に備えの電源がない期間ができる。停電の多い季節にその空白をどう過ごすかも、申し込む前に決めておきたい。

取れる動き方はいくつかある。

  • 本体の型番を確かめ、対象なら 9 月 24 日以降にフォームで回収を申し込む
  • アプリや Wi-Fi が使えず更新できていないなら、EcoFlow が求めるとおり使用と充電を止め、窓口 (050-3355-3196・平日 10〜19 時) に連絡する
  • 更新済みで、次の電源を別の会社の製品から選びたいなら、ギフトカードの条件を見てから申し込むかを決める
  • 申し込む前に、回収から次の電源が届くまでの停電への備えを用意しておく

ことば

  • ポータブル電源 — 大容量のリチウムイオン電池とコンセント出力をひとつにまとめた、持ち運べる蓄電池。停電やキャンプで家電を動かす用途で広がり、置いたまま年数がたつほど電池の劣化が問題になる。
  • ファームウェア — 機器の中に組み込まれ、ハードウェアの動きを制御するソフトウェア。RIVER Pro ではこの更新で充電の上限や電流を変え、販売後の機器の電池にかかる負荷を後から下げた。
  • 自主回収 — 事業者が自らの判断で、販売済みの製品を引き取ったり交換したりすること。RIVER Pro では 2 月の更新に続く 2 段目の対応として、9 月 24 日から受付が始まる。

停電の日のために置いてある電源が、いつ買ったどの型番か、あなたはいま言えるだろうか?

参照

あなたの暮らしで、最初に試せることは何でしょうか。