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So-net と plala、会員情報258万件超が漏えい

So-net の会員データベースが不正アクセスを受け、So-net と plala(S コース)の会員情報258万件超が漏えいした。メールサービス4種の54,401アドレスはパスワードも漏えいし、強制変更された。

So-net と plala、会員情報258万件超が漏えいのイメージ

この記事でわかること

  • So-net 会員214万件と plala(S コース)会員44万件の氏名・生年月日・接続用IDなどが漏えい。3月以降の元会員も含む
  • メールサービス4種の54,401アドレスはパスワードも漏えいし、10月27日に強制変更。再設定しないとメールが使えない
  • 名前や接続用IDを言い当てる連絡でも本物とは限らない。自分でマイページか特設ダイヤルから確かめる

ソニーネットワークコミュニケーションズは10月27日、インターネット接続サービス「So-net」の会員データベースが不正アクセスを受け、So-net と plala(S コース)の会員情報あわせて258万件超が漏えいしたと発表した。メールサービス4種の54,401アドレスについては、メールの送受信に使うパスワードも漏えいしていた。

So-net 10月27日のお知らせ(経緯・漏えい件数と項目・メールサービス別件数・問い合わせ先)So-net(ソネット)

漏えいしたのは氏名、電話番号、生年月日、接続用 ID といった、プロバイダーを名乗る連絡にそのまま添えられる組み合わせだ。現会員だけでなく、2026年3月以降に退会した人も対象に入っている。

258万件に含まれていたもの

内訳は次のとおり。

  • So-net 会員: 2,141,986件(現会員1,869,771件、3月以降の元会員272,215件)
  • plala(S コース)会員: 443,495件(現会員422,365件、3月以降の元会員21,130件)

どちらも項目は氏名、電話番号、メールアドレス、ユーザー ID、生年月日、性別、インターネット接続用 ID で、パスワードは含まれていないとしている。このほか So-net 会員の銀行口座情報16件(金融機関名・支店・口座番号・名義人など。暗証番号は保有していない)と、パスワード再設定用の通知書情報7件が漏えいした。クレジットカード情報はどれにも含まれず、NURO を含むほかのサービスでは漏えいを確認していないという。2月末までに退会した人は対象外だ。

元会員が含まれる理由について、同社は Q&A で、最終月の料金請求や問い合わせ対応のため退会後も一定期間情報を保持していたと説明している。解約したあとも、契約していた会社の手元に情報は残る。

メールが届かなくなった人へ

パスワードまで漏えいしたのは次の4サービスだ。

  • メールサービス(G)(@***.gyao.ne.jp など4ドメイン・無料): 24,655件
  • A-Box(追加メールボックス・有料): 17,672件
  • ソネット VAIO メール(有料): 7,005件
  • PostPet メールアカウントサービス: 5,069件

同社は、第三者がこのパスワードでメールを読んだり送受信したりできる状態だったとして、10月27日10時ごろから事前の連絡なしにパスワードを順次強制変更した。使い続けるにはマイページから新しいパスワードを設定する必要があり、Outlook などのメールソフトを使っている場合は、ソフト側に保存したパスワードも書き換えなければならない。反映には数分から30分ほどかかることがあるという。

27日からメールの受信が止まっているなら、まずこれを疑っていい。無料の「基本メールボックス」と、マイページにログインするためのパスワードは、漏えいが確認されていないとしている。

同じメールアドレスとパスワードの組で別のサービスにもログインしていたなら、そちらをどうするかは So-net のお知らせの外にある判断になる。

4日間と、これから届く連絡

経緯はこうだ。10月19日に外部から不正アクセスを受け、23日にそれを確認してサーバを止め、通信を遮断した。24日に漏えいした項目と件数を把握し、27日に公表した。原因は第三者による不正アクセスとして調査を続けており、個人情報保護委員会にも報告したという。

27日時点で二次被害は確認されていないが、同社は漏えいした情報を悪用した連絡に注意を呼びかけている。メールや SMS、電話に応答しない、本文のリンクを開かない、添付ファイルを開かない、の3点だ。

扱いにくいのは、本物の連絡と偽物が同じ時期に届きうることだ。同社は口座情報と通知書情報の対象者には個別に連絡するとしている。一方、Q&A では、自分が対象かどうかは「対象の特定・範囲の確認を進めて」いる段階だとしている。名前と生年月日、接続用 ID を正しく言い当てる電話やメールが来ても、それだけでは本物の証明にならない。届いた連絡のリンクを使わず、自分でマイページを開くか、特設ダイヤル(0120-36-8887)に自分でかけるのが、この時期の確かめ方になる。

次に見ておきたいのは、ソニーネットワークコミュニケーションズのニュースリリースと So-net の Q&A ページだ。原因と影響範囲の調査結果、そして対象者をどう知らせるのかが、そこで順次示される。特設ダイヤルは平日と土曜の10時から18時まで受け付け、11月1日(日)と3日(祝)も開いている。

ことば

  • インターネット接続用 ID — 回線をインターネットにつなぐときに機器へ入力する ID。マイページにログインするユーザー ID とは別物で、今回は ID だけが漏えいし、接続用のパスワードは漏えいが確認されていない。
  • メールアドレスパスワード — メールソフトや Web メールでメールを送受信するためのパスワード。マイページのパスワードとは別に管理され、今回は4サービス分が強制変更された。

契約しているプロバイダーのメールアドレスを、あなたはいくつのサービスの登録に使っているだろうか?

参照

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