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お名前.com の情報公開、特別見舞金は区分ごとに1万〜2.5万円

GMO が第12報で、情報が公開された利用者への特別見舞金 (区分ごとに1万〜2万5000円・上限300万円) と総額100万米ドルの懸賞金を公表した。決まったことと、まだ待つしかないことを分けて見る。

お名前.com の情報公開、特別見舞金は区分ごとに1万〜2.5万円のイメージ

この記事でわかること

  • GMO が第12報で、公開された情報の区分ごとに1万〜2万5000円 (合計上限300万円) の特別見舞金を公表
  • 対象は同社が確認した利用者で個別に連絡。支払い方法と時期はまだ示されていない
  • 総額100万米ドル上限の懸賞金を10月28日12時に開始。公開サイトを開かない・広めないお願いは変わらない

GMOインターネットグループは10月27日19時10分時点の第12報で、「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスをめぐり、攻撃者とみられる者が公開した情報に自分の情報が含まれていた利用者へ「GMO特別お見舞金」を払うと公表した。額は公開された情報の区分ごとに1万〜2万5000円で、あわせて関与者の特定につながる情報に総額100万米ドルを上限とする懸賞金を設ける。

12時30分の情報公開と、その後の第10報・第11報までの流れは「お名前.com デスクトップクラウド、攻撃者とみられる者が情報を公開」で伝えた。第10報の時点で「緊急会議で検討を開始」とされていた追加の対応が、この第12報で額まで示された。ここでは、新しく決まったことと、利用者の側でまだ待つしかないことを分けて見ていく。

見舞金の額は、公開された情報の種類で決まる

第12報が示した区分と額は次のとおりだ。

  • 氏名・連絡先などの基本的な情報: 1万円
  • 取引口座の ID・パスワードなど、金融・認証に関する情報: 1万5000円
  • 機微情報、要配慮個人情報など、プライバシー性の高い情報: 2万5000円

複数の区分の情報が公開された場合は、それぞれの額を合計して払う。上限は300万円で、見出しでは「1公開につき上限300万円」と書かれている。10月24日の第4報で示した一律5,000円の見舞金や、不正取引による損失の補償とは別に払うという。公開の範囲や方法が変われば、見舞金の内容を見直すことがあるとも書いた。

見落としやすいのは支払いの条件だ。対象になるのは、公開された情報に自分の情報が含まれていることを「当社が確認した場合」で、利用者が自分で申し出る形にはなっていない。第10報以来、同社は対象の人に個別に連絡するとしている。いつ、どの方法で払うのかは、第12報にはまだ書かれていない。

懸賞金は、捜査への情報提供に払う

もう一つの新しい制度が「GMOサイバー犯罪撲滅・懸賞金」だ。不正アクセスと、それに関連する脅迫・不正取引などについて、関与者の特定・検挙や事件の解明に実質的に役立つ、具体的で検証できる情報を募る。報奨金は制度全体で総額100万米ドルが上限で、約1億5000万円という額は1ドル=150円で換算した参考値だという。受付は10月28日12時 (日本時間) に専用の窓口 (CybercrimeBounty.gmo) で始まり、犯人の逮捕まで続ける。対応言語は日本語・英語・中国語だ。

同社は、この報奨金が適法な情報提供による捜査協力への対価であって、犯人への身代金や、盗まれた情報の買い取り代金ではないと明記した。一般の人に独自の侵入調査や犯人との接触、追跡を求めるものでもないとしている。攻撃者の要求には「永久に応じません」とも書き、支払わない方針を改めて示した。

変わっていないお願い

見舞金と懸賞金が加わっても、利用者へのお願いは午後の第10報・第11報から変わっていない。

  • 公開されたとする情報のサイトにアクセスしない。開いた人の情報は相手に取得されていると同社は確認している
  • すでに開いた人は、ウイルス対策ソフトでフルスキャンをする
  • 見かけた情報を転載・再投稿しない。誘導するリンクも共有しない
  • 同社がパスワードや認証コードを尋ねることはない。「被害金を取り戻す」などと費用を求める連絡には応じない

見舞金と懸賞金という 2 つの名目が増えれば、それを名乗る連絡の口実も増える。「見舞金の振込先を確認したい」「懸賞金の情報提供の謝礼を払う」といった連絡が来たら、メールや SMS のリンクを開かず、同社のお知らせのページで内容を確かめるのが同社の示す手順だ。問い合わせは電話 03-5456-2560 で、土日・祝日を含め24時間受け付けている。

手間と不確かさも残る。自分の情報が含まれていたかどうかは、同社からの連絡を待つほかに確かめる方法が示されていない。待つあいだも、サイトを開かない・広めないという我慢が続く。次に見るのは、10月28日12時に開く懸賞金の募集要項と、GMOインターネットグループのお知らせ欄 (group.gmo/info/alert) に出る第13報以降だ。見舞金の支払い方法と時期は、そこで示されるはずだ。

ことば

  • 要配慮個人情報 — 個人情報保護法が定める、病歴や犯罪の経歴、信条など、扱い方によっては差別や偏見につながりうるため特に慎重な取り扱いが求められる情報。第12報は、この区分が公開された場合の見舞金を最も高い2万5000円とした。
  • お見舞金 — 実際に生じた損失を埋め合わせる「補償」とは別に、被害の有無や額を問わず払う一時金。今回は一律5,000円の見舞金、不正取引の損失の補償、情報公開の特別見舞金が、それぞれ別の枠として並んでいる。

見舞金の連絡を待つあいだに届いたメールが本物かどうかを、あなたは何で見分けるだろうか?

参照

あなたの暮らしで、最初に試せることは何でしょうか。