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Nature Remo E の新機能、太陽光の余りでテスラを自動充電

Nature Remo E / E2 に、太陽光の余剰電力でテスラ車を自動充電する月額300円の機能。仕組みと対応条件、売電と比べて得になる家の条件を整理した。

Nature Remo E の新機能、太陽光の余りでテスラを自動充電のイメージ

この記事でわかること

  • Nature Remo E / E2 に、太陽光の余りでテスラを自動充電する機能 (9月24日から・月額300円)
  • 対応は Remo E / E2・テスラのソフト 2024.44.32 以上・制御は1台まで。lite 版は対象外
  • 得になるかは売電と買電の単価差と、晴れた昼に車が家にあるかで決まる

家の電気の使い方をスマホで見られる Nature の HEMS「Nature Remo E / E2」に、太陽光発電で余った電気を使ってテスラ車を自動で充電する機能「スマートEV充電 for Tesla」が加わっている。提供は9月24日に始まり、料金は月額300円 (税込・初月無料) だ。

Nature プレスリリース 9月24日 (スマートEV充電 for Tesla の仕組み・料金・対応条件・注意事項)Nature

屋根の太陽光で余った分は、これまで電力会社に売るのが普通の流れだった。それを自分の車に入れる選択肢が、月300円の設定一つで手に入る。ただし、得になるかどうかは家ごとの条件で大きく変わる。

余った分だけを追いかけて充電する

Nature の発表によると、仕組みは次のとおりだ。スマートメーターの計測値に、その時点で EV や蓄電池の充電に使っている電力を足して、余っている電力を計算する。その範囲の中で、テスラの充電の強さを自動で上げ下げする。晴れて余りが多いときは強く、雲がかかって余りが減れば弱く、余りがほとんどない日は充電しない。

充電のオンとオフが細かく切り替わったり、車が受け入れられる上限を超えて電気が流れたりしないよう、制御には余裕を持たせている。車が家にないとき、計測値を取れないとき、充電ケーブルがつながっていないときも充電しない。

家庭用の蓄電池がある家では、テスラの電池残量が設定した値を下回っている間はテスラを優先し、上回ると蓄電池を優先して充電する。境目は10%刻みで決められる。蓄電池にためた電気をテスラに回す使い方はしない。

使える家の条件

対応する条件は、発表に次のように並ぶ。

  • 太陽光発電があり、実際に売電が起きていること
  • Nature Remo E か E2 で、スマートメーターか分電盤の主幹の電力を計測していること (Nature Remo E lite / E2 lite は対象外)
  • テスラのソフトウェアが 2024.44.32 以上であること
  • Nature Home アプリが ver 60.1.1 以上であること
  • 制御できるテスラは1台だけ

使い始めるには、テスラのアカウントを連携し、バーチャルキーを車に登録し、通信を確かめる。ここまでは無料で、自動制御をオンにするところで購入が要る。支払いは App Store か Google Play のアプリ内課金で、最低契約期間や違約金はない。

この機能は Nature が独自に作ったもので、テスラ社の認定や推奨を受けたものではないと同社は断っている。通信の状況や車の状態、テスラ側のサービスの状況によって、制御が遅れたり動かなかったりすることもあるという。

売るか、自分で使うか

Nature は電気代がいくら下がるかを保証していない。効果は太陽光の容量、家での電気の使い方、車の使い方、電気料金のプランで変わるとしている。8月26日から行ったベータテストでは、参加者から月1,000円を超える効果の報告があったという。

判断の材料になるのは、売電で受け取る単価と、電力会社から買う単価の差だ。売る単価のほうが低い家ほど、余った電気を自分の車に入れる意味は大きくなる。逆に売電の単価がまだ高い契約の家では、売ったほうがよい時間もありうる。

もう一つの条件は、車がいつ家にあるかだ。余りが一番多いのは晴れた日の昼間で、平日の昼に車で通勤している家では、その時間に車が駐車場にいない。週末や在宅の日にしか充電できないなら、月300円に見合う量を入れられるかは家ごとに計算が要る。

次に確かめる点は二つある。自分の家の売電と買電の単価は、電力会社の検針票や売電の明細で分かる。Nature は今後、テスラ以外の自動車メーカーへの展開や、電気料金プランを考えた最適化を検討しているとしており、その発表は同社のプレスリリース欄に出る。

ことば

  • HEMS (ヘムス) — 家庭の電気の使用量や発電量を見える化し、家電や設備を制御する仕組み。Nature Remo E / E2 はスマートメーターなどとつながり、スマホで家の電気の流れを見られる。
  • 余剰電力 — 太陽光で発電した電気のうち、家の中で使い切れずに余った分。これまでは電力会社に売る (売電) のが一般的だった。

晴れた日の昼、あなたの家の車はどこにいるだろうか?

参照

あなたの暮らしで、最初に試せることは何でしょうか。