アウトドア用品のロゴスは、生地の耐水圧 20,000mm をうたう箱型のリュック「LOGOS DryCore ボックスリュック」を 9 月 24 日から順次発売した。容量 26L、重さ 600g で、価格は税込 9,900 円だ。
雨の日に背中の荷物を濡らさないための工夫を、キャンプ用品のメーカーが毎日の鞄に持ち込んだ。何が書かれていて、何が書かれていないかを分けて見ておく。
雨への備えは、生地・縫い目・ファスナーの 3 か所
ロゴスのプレスリリースによると、雨への対策は 3 つの部分に分かれている。
- 生地: シリコン加工とポリウレタン加工をした高撥水・防水素材で、耐水圧は 20,000mm
- 縫い目: 裏からテープでふさぐシームテープ処理
- ファスナー: YKK 製の止水ファスナー
鞄が濡れるとき、水が入ってくるのは生地そのものより、縫い目やファスナーのすき間であることが多い。生地の数字だけでなく、つなぎ目にも手を入れている点がこの製品の要だ。
毎日使う鞄としての中身
形は箱型で、大きさはおよそ高さ 45cm・幅 28cm・奥行き 19cm。素材はポリエステル 100% だ。
- 荷室は 3 つに分かれ、15 インチまでのノートパソコンと A4 のファイルが入る
- スーツケースの持ち手に通して固定できるベルトがある
- 色はブラックとネイビーの 2 色
- ロゴスショップ (アウトレット店を除く) と全国の量販店で扱う
ノートパソコンを持ち歩く人にとっては、雨の日に鞄の中身を心配する場面を減らせる道具になる。
数字が約束すること、しないこと
耐水圧 20,000mm は、生地がどれだけの水の圧力に耐えるかを示す目安で、生地の性能の数字だ。縫い目とファスナーにも対策がしてあるとはいえ、鞄の口を開け閉めする作りである以上、水に沈めるような使い方まで受け止める道具と考えないほうがよい。
ノートパソコンのような濡らしたくない物を入れるなら、鞄だけに任せず、中で袋に入れておくほうが安心だ。また、撥水の加工は使ううちに弱まっていくことが多い。長く使うつもりなら、手入れの方法を店頭や説明書で確かめておきたい。
リリースには、製品の一部が発売延期や発売中止になる場合があること、扱う製品が店によって違うことも書かれている。買いに行く前に、近くの店の在庫を確かめておくと無駄足を減らせる。
次に確かめること
確認できる次の一点は、ロゴスの公式オンラインショップの商品ページだ。順次発売の対象がどこまで広がったか、手入れの方法がどう案内されているかを、店に行く前に見ておける。
ことば
- 耐水圧 — 生地の上にどれだけの高さの水柱を乗せたら水がしみ出すかを mm で示した数字。大きいほど水を通しにくいが、縫い目やファスナーなど生地以外の部分の性能は含まない。
- シームテープ — 縫い目の裏側に貼って、針穴から水が入るのを防ぐテープ。雨具やテントで使われる処理で、生地の耐水圧を袋全体の防水に近づけるための工夫にあたる。
- 止水ファスナー — 歯の部分を樹脂の膜で覆い、すき間から水が入りにくくしたファスナー。完全に水を止めるものではなく、雨が当たる程度の水を防ぐ用途で使われる。
雨の日の通勤で、あなたが一番濡らしたくない物は、鞄のどこにしまっているだろうか?
