コールマンは2026年秋冬の新商品として、テント「コクーンIII」の前面に透明な壁を足す「クリアウォールフォーコクーンIII」を、公式オンラインショップで税込1万7,500円で一般販売している。雨や冷気の入り込みを減らしながら、外の景色を見られるようにする別売りの部品だ。
コールマン公式オンラインショップ クリアウォールフォーコクーンIII(価格・対応モデル・仕様)コールマン オンラインショップ
寒い季節のキャンプで、前の空間を風から守りつつ明るさを残したい人向けの道具になる。ただし説明書には「完全密閉ではない」とあり、結露や火気についての注意も並ぶ。買う前に、何ができて何ができないかを見ておきたい。
どんな部品か
コクーンIII は、コールマンが4シーズン対応の最高峰モデルと位置づけるテントだ。クリアウォールはその前面のキャノピー部分に取り付け、フレームにフックをかけて固定する。上部はキャノピーのフラップを巻き上げるためのループを使って留め、雨や冷気を防ぐスカートも付く。
公式の仕様は次のとおり。
- 対応モデル: コクーンIII、コクーンII、カーブ
- 重さ: 約1.8kg / 収納時: 約39×26×10cm
- 素材: 210Dポリエステルタフタ、TPU(透明部はライトスモーク加工で日差しのまぶしさを抑える)
- 付属品: 収納ケース(テントのキャリーケースに一緒に収められる)
色は、日本創業50周年の限定モデル「50リミテッドコクーンIII」と同じブラックだ。同じ秋冬の新商品として、ドーム型テント「タフスピードドーム」用のクリアウォール(税込1万5,500円)も出ている。
閉じた部屋にはならない
説明書の設営手順は3段階だ。フロントキャノピーを巻き上げてトグルとループで留め、クリアウォールのフックをポールとリングにかける。テントの中からコードロックとループで固定し、最後にアジャスターテープのループをペグで地面に留める。そのペグは別売りになっている。
同じ説明書は、ふきつける雨などがすき間から入る場合があると明記している。囲えば冷気は減るが、外と同じ条件から切り離された部屋になるわけではない。
結露についての注意もある。テントの生地には防水加工がしてあるため、外気との温度差が大きいと内側の壁に水滴がつくことがあり、これは水漏れではなく、テント内の換気で改善できるとしている。暖かさを保つために閉じるほど、水滴の逃げ場も減る。どこまで閉じ、どこで風を通すかは、使う人が調整することになる。
冬に使う前に押さえたい3つの注意
1つ目は火気だ。囲われた前の空間は、ストーブやコンロを持ち込みたくなる場所に見える。だが説明書は、テントやタープの中での火気の使用を「大変危険」とし、一酸化炭素中毒など生命をおびやかすおそれがあるとして、絶対にやめるよう書いている。暖は、寝袋や防寒着など火を使わない方法でとる前提になる。
2つ目は風だ。風が強いときはテントやタープを設営しないよう求めており、台風や暴風雨、落雷などの悪天候での使用も危険としている。
3つ目は撤収と乾燥だ。濡れたまま収納すると色移りやカビの原因になる。雨や結露で乾かせないまま撤収した場合は、持ち帰った後できるだけ早く乾かすよう案内している。冬の朝の撤収では、干す場所と時間を最初から見込んでおきたい。
次に確かめること
買う前に、手持ちのテントが対応モデル(コクーンIII、コクーンII、カーブ)かを公式オンラインショップの商品ページで確かめる。同じページから取扱い・組立て説明書の PDF を開けるので、設営の手順と、結露や火気の注意を次のキャンプの前に読んでおくとよい。費用は本体1万7,500円に、別売りのペグが要る。
ことば
- キャノピー — テントの入り口の上に張り出す屋根のような布。ポールで持ち上げて日よけや雨よけにする。クリアウォールは、このキャノピーの下を囲う形で使う。
- TPU — 熱可塑性ポリウレタン。やわらかく透明に仕上げられる樹脂で、テントの窓などに使われる。このクリアウォールでは、外が見える透明部分の素材になっている。
次の寒いキャンプで、あなたは前の空間をどこまで閉じ、どこから風を通すだろうか?
