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ChatGPT の GPT-6 Pro、複数エージェントの並行作業に対応

ChatGPT の GPT-6 Pro で複数エージェントの並行作業が始まった。告知に書かれたことと書かれていないこと、手分けで増える確認の手間を整理する。

ChatGPT の GPT-6 Pro、複数エージェントの並行作業に対応のイメージ

この記事でわかること

  • GPT-6 Pro で、1つの作業を複数のエージェントが分担して並行で進められるようになった
  • 上限や利用量の数え方、日本での提供時期は告知に書かれていない
  • 手分けで待ち時間は縮むが、確かめる成果物は担当の数だけ増える

OpenAI は10月16日 (日本時間17日早朝)、ChatGPT の GPT-6 Pro を更新し、1つの作業を複数のエージェントが分担して並行で進められるようにした。各エージェントの進み具合を追い、終わった分を開いて中身を確かめられる。対象は有料の Pro プランの利用者だ。

これまで AI に長い作業を頼むと、1つの流れが順に進むのを待つしかなかった。手分けができれば待ち時間は縮む。その代わり、確かめる対象は1つの答えから、複数の担当の成果物に増える。

告知に書かれていること

OpenAI の公式アカウントが示した更新は3点だ。

  • 応答の速さ: GPT-6 Pro の応答が速くなった
  • 道具の使い方: プラグインや道具 (ツール) をうまく使えるようになった
  • 並行作業: 複数のエージェントが作業の別々の部分を同時に受け持つ。進み具合はそれぞれ追え、完了した作業は開いて確認できる

提供先は Pro とだけ書かれている。

書かれていないこと

告知には、同時に動くエージェントの数の上限、並行作業が Pro の利用量の上限にどう数えられるか、速さや品質がどれだけ上がったかの数字がない。日本での提供の時期や、ウェブ版とスマホのアプリのどちらで使えるかも書かれていない。自分の ChatGPT の画面で、モデルの選択や作業の表示が変わっているかを見て確かめることになる。

手分けする AI に、何を渡すか

並行作業が向くのは、互いに待ち合わせなくてよい部分に分けられる仕事だ。複数の製品の仕様を別々に調べて表にする、長い資料を章ごとに要約する、といった作業なら担当ごとに切り出せる。前の結果を受けて次を決める作業は、分けても速くならない。

もう一つ残るのが、確かめる手間だ。OpenAI は、完了した作業を開いて確認できることを機能として挙げている。確認は利用者の仕事として残る、ということでもある。担当が3つに増えれば、目を通す成果物も3つに増える。速くなった分の時間をどこまで確認に回すかを決めておかないと、手分けの効果は薄れる。

次に確かめたいのは、OpenAI のヘルプセンターにある ChatGPT のリリースノートに、並行作業の上限と利用量の数え方が載るかどうかだ。

ことば

  • エージェント — 指示を受けて、調べる・書く・道具を操作するといった複数の手順を自分で進める AI の働き方。今回は1つの作業を複数のエージェントが分担する形になった。
  • ChatGPT Pro — ChatGPT の有料プランのうち、利用量の多い人向けの上位プラン。新しいモデルや機能が先に提供されることが多い。

1つの仕事を AI の3人に分けて渡すとしたら、あなたはどこで切り分け、どこを自分で確かめるだろうか?

参照

あなたの暮らしで、最初に試せることは何でしょうか。