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Amazon の Alexa Home Map、家の中の家電を3Dの地図で操作

Amazon は米国時間10月28日、家の中と外を3Dの地図にして、照明や鍵、カメラをその上で操作できる Alexa Home Map を発表した。年内に米国でプレビューを始める。同じ日に新しい Alexa 端末5機種も出し、日本では10月29日に Alexa+ の先行提供が始まった。

Amazon の Alexa Home Map、家の中の家電を3Dの地図で操作のイメージ

この記事でわかること

  • Alexa Home Map は家の中と外を3Dの地図にし、Echo や Ring のカメラ、照明、鍵、温度調節器などを置いた場所で操作できる。年内に米国でプレビュー開始
  • 地図づくりは住所の入力と、対応する iPhone で部屋を1つずつ撮ること。一部の機能は Alexa+ や Ring の有料プランが前提になる
  • 日本では10月29日に Alexa+ の先行提供が始まった。先行提供の後はプライム会員なら追加料金なし、それ以外は月3,000円

Amazon は米国時間の10月28日、家の中と外を3Dの地図にして、その上でスマート家電を操作できる「Alexa Home Map」を発表した。Echo のスピーカーや Ring・Blink の防犯カメラ、Fire TV、照明、鍵、温度調節器などが、家の中で実際に置かれている場所に表示され、地図をタップして明かりを消したり、カメラの映像を確かめたりできる。

Amazon 公式 Alexa Home Map の発表 (10月28日・地図のつくり方・Ring との連携・提供時期と必要な契約)Amazon News

家電に付けた名前を覚えていなくても、誰かが寝ている部屋で声を出さなくても操作できる、というのが Amazon の説明だ。声で頼むスマートホームに、画面で「見て押す」入口が加わる。便利さの裏で、家の間取りと家の周りの動きが1枚の地図に集まることにもなる。

地図は、住所と iPhone で部屋を撮ってつくる

手順は短い。住所を入れると家の外観が自動で出てくる。そのあと対応する iPhone を持って家の中を歩き、部屋を1つずつ撮ると、室内の形ができあがる。最後に、家電を地図の上の実際の場所に置いていく。

できあがった地図は、部屋ごとに拡大したり、階を切り替えたりできる。照明は設定した色と明るさのまま地図の上で光り、スピーカーで音楽を流せば音符が浮かぶ。窓の外の空は昼から夜へ変わり、天気も予報に合わせて変わるという。

家の外は、上空から見下ろす360度の景色になる。対応する Ring のカメラがあれば、玄関へ歩いてくる配達員や、駐車スペースに入ってくる車が、動く人影や車として地図に出る。Ring の「Familiar Faces」に登録した人が来れば、地図がそれを知らせる。カメラが動きを捉えると地図の上に小さな映像が出て、過去24時間の全カメラの映像をまとめて巻き戻す機能もある。

使えるまでの距離と、別料金

Alexa Home Map は、年内にプレビューとして順に提供を始める。使える場所は次のとおりだ。

  • iOS の Alexa Home Map アプリ、Alexa アプリ、Ring アプリ
  • 新しい Echo Show 16 を含む大きめの Echo Show
  • Amazon Ember Artline with Fire TV と、新しい Alexa Tablets

Echo Show や Fire TV などでの一部の機能は Alexa+ が前提になる。Alexa+ はプライム会員なら追加料金なしで使える。Ring のカメラと組み合わせる一部の機能には、Ring Protect Pro か Virtual Security Guard という有料の契約が要る。室内の形を撮る手順は、発表の範囲では対応する iPhone が前提になっている。

同じ日に、Amazon は新しい Alexa 端末5機種も出した。米国の価格は次のとおりだ。

  • Echo Dot: 99.99ドル。初めてスマートホームのハブを内蔵し、照明や鍵を Dot だけでつなげる
  • Echo Studio with Home Camera: 249.99ドル。カメラで部屋の様子を捉え、手に持った箱を見て説明する
  • Echo Time: 199.99ドル。カメラのない枕元の時計で、眠りの浅いときを捉えて目覚ましの前10〜60分の間に起こす
  • Alexa Photo Frame: 10インチの画面を持つ、Alexa 入りのフォトフレーム
  • Echo Show 16: 16インチ。予約で499.99ドルから。Alexa Home Map を表示する画面にもなる

日本の家では、まず Alexa+ から

日本では10月29日、Alexa+ の先行提供が始まった。対象の利用者は先行提供の間は無料で、その後はプライム会員なら追加料金なし、会員でなければ月3,000円になる。対応する Echo か、日本では Fire TV を新しく買うか、手元に対応機器があれば amazon.co.jp/newalexa から招待を申し込む。

一方、Alexa Home Map と新しい Alexa 端末5機種について、Amazon の発表に日本での提供時期は書かれていない。地図の上で家電を触る体験は、日本ではまだ先の話になる。

それでも、考えておく時間はある。地図をつくれば、間取り、家電の位置、家の周りを人や車がいつ通ったかが、1つのサービスに集まる。どの部屋の明かりがついているか、どのカメラに誰が映ったかを、家で共有している Echo や Fire TV から、家族の誰もが地図で見られるようになる。これを「家の様子が一目で分かる安心」と取るか、「家の中が見えすぎる」と取るかは、家族の間でも分かれうる。

次に確かめたいのは、Amazon のニュースサイト「About Amazon」の端末のページで、Alexa Home Map のプレビューが米国で始まる時期と、日本を含む他の国への提供が示されるかだ。

ことば

  • Alexa+ — 生成 AI を使った新しい Alexa。会話の流れを覚えて複数の手順をこなし、家電の操作や買い物、予定の管理まで引き受ける。日本では10月29日に先行提供が始まった。
  • スマートホームのハブ — 照明や鍵、センサーなど、メーカーの違う家電をまとめて一つの仕組みにつなぐ中継役。新しい Echo Dot はこれを内蔵し、別に機器を買わなくても家電をつなげる。
  • Ring — Amazon 傘下の防犯カメラ・ドアホンのブランド。Alexa Home Map では、Ring のカメラが捉えた人や車の動きが地図の上に表示される。

家の間取りと家の周りの動きを1枚の地図に預けるとしたら、あなたはどこまでを地図に載せるだろうか?

参照

あなたの暮らしで、最初に試せることは何でしょうか。