食べ物を「どこから得るか」は、国の政策にもなり、暮らしの問いにもなる。中国は2026〜2030年の農業計画で、穀物生産を7.0億トンから7.15億トン(努力目標は7.5億トン)へ、種子の自給率を85%へ引き上げると掲げた。国家が食料自給へ舵を切る時代に、自分の食卓の自立をどう考えるか。
大国が「輸入から自給へ」動く
中国は大豆の約85%を輸入し、依存度は9割に近い。最大の供給元はブラジルだ。2026〜27年の大豆輸入は1.08億トンと過去最大級の見込みだが、政府は種子・機械化・生産性の向上で国内比率を上げようとしている。ゴールドマンは、大豆の輸入依存が2035年には3割未満へ下がると見る。方向は「輸入から自給へのUターン」だ。
自給は「全部作る」ことではない
国のレベルでも、自給率100%は目指されていない。要は、どこまでを自分で持ち、どこからを外に頼るかという設計だ。これは家庭でも変わらない。ベランダの一鉢、地域の直売所、非常時の備え——すべてを自分で作らなくても、食の一部を手元に取り戻すことはできる。
あなたの食卓の「自給率」は
食料自給は遠い国策の話に見えて、実は毎日の選択の積み重ねでもある。何を、どこから、どれだけ手元に置くか。国が自給へ動く時代に、あなたの食卓の自給率は、どのくらいだろうか。