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観測エネルギー自給LIFE INFRASTRUCTURE REVIEW

131台の蓄電池が電力市場に参加した日——つながりながら自律する分散電力の始まり

家庭や施設の蓄電池がまとまって電力市場へ参加する動きから、分散電力の現在地を観察する。

多数の蓄電池が地域電力網につながる様子を表したサムネイル

この記事でわかること

  • 蓄電池を束ねて電力市場へ参加する仕組み
  • 自立と系統接続を両立する分散電力の考え方

2026年3月、東京都内の家庭に設置された131台の蓄電池が、同じ時間帯に充電する「上げDR」に参加しました。個々の家が単独で備えるだけでなく、つながることで電力網を支える動きです。

何が起きたか

東急パワーサプライは、同社が遠隔制御する家庭用蓄電池131台を、東京電力パワーグリッドの再生可能エネルギー出力制御に合わせて群制御したと発表しました。

太陽光などの発電量が需要を上回る時間に、蓄電池へ一斉に充電指令を出します。需要を意図的に増やし、使い切れない電力を後の時間へ移す仕組みです。

暮らしにどう関係するか

家庭用蓄電池は、停電時の備えや電気代の調整だけに使う道具ではなくなりつつあります。複数の蓄電池を束ねれば、地域全体の余剰電力を受け止める一つのインフラになります。

自立とは、電力網から完全に離れることだけではありません。必要なときは支え合い、各家庭には備えを残す。「つながりながら自律する」という選択肢が、実際の運用へ入り始めています。

確認しておきたいこと

この事例は、特定の料金プラン、機器、遠隔制御契約の下で実施されたものです。すべての家庭用蓄電池が自動的に同じ市場へ参加できるわけではありません。参加条件、制御権限、停電時に残す容量、報酬の扱いを確認する必要があります。

参照

あなたの暮らしで、最初に試せることは何でしょうか。