アニメイトは10月30日、メール配信に使う外部サービス「Cuenote FC」(提供元: ユミルリンク)への不正アクセスに伴う個人情報漏えいの続報を出し、対象は14万443件、漏えいした項目はメールアドレスのみだったと発表した。10月28日の第一報で挙げていた性別、居住都道府県、アニメイト会員コードは、漏えいしていないことを確認したという。
範囲が絞られ、件数が初めて示された。11月2日からは、対象者に個別のメールが届く。その知らせ自体が、なりすましの格好の型になりうる点も一緒に押さえておきたい。
対象は、配信日と応募期間で決まる
続報によると、対象は次の2つのどちらかに当てはまる客だ。
- アニメイト通販のメールマガジン登録者のうち、10月14日から16日にアニメイトからメールを配信された人
- ポケットドラマCD(ポケドラ)の「アニメイトポイント3,000円分プレゼントキャンペーン」に、8月17日から9月17日に応募した人
第一報では「アニメイト通販またはポケドラのメールマガジン登録者」としていた対象を、この2つに訂正した。メルマガに登録しているだけでは対象とは限らず、決め手は特定の3日間に配信を受けたか、キャンペーンに応募したかになる。
4項目から1項目へ
漏えいした項目は、第一報の「メールアドレス、性別、都道府県、アニメイト会員コード」から、メールアドレスのみに訂正された。10月29日に本サイトで出した第一報の記事は、28日の発表に沿って4項目と書いていた。続報の内容が現時点の正しい範囲になる。
会員コードが漏れていないなら、「会員コードが添えられたメールは本物らしく見える」という心配は、今回の件では当たらなくなった。ただし、宛先のメールアドレス自体は第三者の手に渡っている。
11月2日からの個別メールをどう受け取るか
アニメイトは、11月2日から登録メールアドレス宛てに個別のメールで連絡するとしている。同時に、漏えいしたアドレスを悪用し、アニメイトや関係会社を装った不審なメールが送られるおそれがあるとして、本文の URL を開かない、添付ファイルを開かない、個人情報やパスワード、認証コードを入力しない、の3点を求めている。
本物の通知と偽物は、同じ時期に同じ件名で届きうる。通知が来たら、メールの中のリンクではなく、自分でアニメイトの公式サイトを開き、10月30日付の続報と見比べるのが確かめ方になる。問い合わせはアニメイトサポートセンターのお問い合わせフォームが窓口だ。
具体的な再発防止策は、続報にはまだ書かれていない。次に確かめたいのは、11月2日以降に届く個別メールの文面と、アニメイト公式サイトのお知らせ欄に追加の報告が出るかどうかだ。
ことば
- Cuenote FC — ユミルリンクが提供するメール一斉配信サービス。企業がメルマガを送る裏側で使われるため、受け取る側からは配信を請け負う会社が見えにくい。今回の漏えいの入口になった。
- 個別連絡 — 漏えいの対象になった人に、会社が一人ずつ知らせること。今回はメールで行われるため、同じ見た目の偽メールと区別する手間が受け取る側に残る。
自分に届いた「お詫び」のメールが本物かどうか、あなたはどこを見て確かめるだろうか?
