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HISのタイ旅行情報流出、対象は旅程でも確認

HISの公表文は、タイ旅行の対象を個人旅行と団体旅行に分けて説明している。流出の可能性がある情報、含まれない項目、19:30の追記を手元の旅程と照合する。

HISのタイ旅行情報流出、対象は旅程でも確認のイメージ

この記事でわかること

  • 最大627人のパスポート情報とアレルギー情報に流出の可能性がある。
  • 19:30の追記は、個人旅行の出発年月と旅程、団体旅行の対象年を分けて示す。
  • 手元の旅行記録と公表文を照合し、判断しにくい点はHISの公式窓口から確認する。

HISは10月7日、タイ現地法人への不正アクセスで、最大627人のパスポート情報などが流出した可能性を公表した。同日19:30の追記では、個人旅行の対象を、2024年11月出発の特定の旅行に絞って説明している。

過去にタイへ旅行した人にとって、最初に知りたいのは、自分の旅行が対象になるかだ。旅行の年だけで判断せず、個人旅行と団体旅行の区分、出発時期、旅程を合わせて見ると、公表文との照合を進めやすい。

個人旅行と団体旅行で、対象の記載が違う

発表元はHISのタイ現地法人、H.I.S. TOURS CO., LTD.だ。公表された文書は、流出した可能性のある情報として、パスポートに関する情報とアレルギー情報を挙げている。

19:30に加えられた対象者の説明では、個人旅行は、2024年11月に日本を出発し、バンコクのプルマンホテルに宿泊して、チェンマイのコムローイ祭りに参加した人となっている。団体旅行は、2017年、2019〜2020年、2024〜2025年にタイへ出発した人と記載されている。

ここでは、対象となる旅行の条件と、最大627人という人数を混ぜないことが大切だ。条件に似た旅行をしたから直ちに流出が確定するわけではない。逆に、旅行の年だけ一致しないと判断する前にも、追記された旅行区分と旅程を確かめたい。

予約確認メール、旅程表、旅行会社から受け取った書類が残っていれば、出発年月と旅行の内容を見直す材料になる。同行者とまとめて予約した場合には、自分の手元に必要な記録がないこともある。すぐ判断できないときは、記憶だけで結論を出さず、公表文に載るHISのお客様特設窓口へ確認するという選択肢がある。

可能性がある項目と、含まれていない項目

HISが挙げるパスポート情報は、アルファベットの氏名、署名欄の名前、性別、生年月日、パスポート番号、有効期限だ。一方、電話番号、住所、メールアドレス、クレジットカード情報などは含まれていないと説明している。

同じ個人情報の流出でも、対象となる項目で、自分が確認したいことは変わる。今回の文書は、パスポートに関する情報と旅行時に伝えた情報が中心で、すべての登録情報が一緒に流出したとは書いていない。また、「流出した可能性」と、個別の情報が悪用されたという確認済みの事実も別だ。

公表文には、パスポートの再発行を一律に求める案内はない。この記事も再発行の要否を判断するものではない。自分が対象に該当するか、会社からどのような個別説明が届くかを確認し、必要な判断は該当する正式な窓口の情報に沿って進めることになる。

問い合わせる場合も、最初からパスポート画像などを新たに送る必要があると決めつけない。自分の旅行の条件を整理したうえで、正式な窓口が何を確認に必要としているかを尋ねる順序が取りやすい。

個別連絡を待つ人にも、公表文を読む意味がある

HISは、連絡先が特定できた人へ順次個別に連絡するとともに、特定が困難な人にも広く知らせるため、ホームページで公表したと説明している。したがって、まだ連絡が来ていないことだけで、対象外と判断する材料にはならない。

特設窓口は公式文書の末尾に記載されている。10月8日に確認する際は、まずHIS公式サイトに掲載された文書を直接開き、対象者の追記と窓口の案内が更新されていないかを見る。届いた連絡の内容が判断しにくければ、その公式窓口を起点に照合できる。

今回の確認には、過去の旅行記録を探す手間がかかる。手元に記録がなければ、短時間で答えを出せない場合もある。まず旅行区分と出発年月を確かめ、次に旅程を照合する、と順序を分けると、今分かることと、問い合わせが必要なことを整理しやすい。

ことば

  • 個人旅行・団体旅行 — 今回の追記で対象範囲を分ける区分だ。同じタイ旅行でも、出発した年だけでは十分に照合できず、予約した旅行の形と旅程を合わせて確認する必要がある。
  • 流出の可能性 — 情報が不正に引き出された可能性を示す表現だ。特定の人の情報が流出したと確定したことや、悪用が起きたことまで、同じ言葉で受け取らないことが判断に役立つ。

手元の旅行記録と10月7日19:30の追記を見比べたとき、自分で確かめられる点と、HISに尋ねたい点はどこに分かれるだろうか?

参照

あなたの暮らしで、最初に試せることは何でしょうか。